* 平成19年 5月
山行計画&実施報告書


第1例会 北八ッ 蓼科山〜稲子湯

第2例会 
前日光 薬師岳〜地蔵岳

第3例会 
奥秩父 十文字峠

第4例会 会津 七ヶ岳 二岐山





                    エーデルワイスの歌

蓼科山 清水(ふ)提供

  



























* 北八ッ蓼科山 白駒池 稲子湯 平成19年5月3〜5日 リーダー 大田

計 画 書    

















































実施報告    

  蓼科山 都合により中止


















































蓼科山 地図    








































* 前日光 薬師岳 夕日岳 地蔵岳 平成19年5月12日 リーダー 魚津

計 画 書    
































実施報告    

 《 前日光  薬師岳〜夕日岳〜地蔵岳 》

参加者 魚津(L)、広瀬、中村、吉田(博)、成田、土方                 計6名

5月12日(土) 晴れ                               −魚津 記− 
  天気予報通りの快晴、絶好の登山日和である。前日、タクシー会社に電話したところ「細尾峠への道は林道で、雨などによる落石があれば途中までにしか行けないだろう」との話であった。途中から歩くことや、他の日光地方の山への変更案などを考えて出かけた。東武日光駅で待っていたタクシーの運転手から峠まではOKと聞き、一安心である。タクシー2台に3人づつ乗った。車は日足トンネルを通り、地蔵坂から峠に向かった。道路には折れた枝が散乱していたが、支障なく峠に到着した。
 峠には車が20台位駐車しており、人気の登山コースのようである。準備体操の後、道標にしたがって登り始めた。狭い尾根についた登山道である。白い花やピンク色の花が咲いている木々が見える。
ピンクの花はアカヤシオである。薬師岳の南の肩から左に曲がり薬師岳頂上に到着した。男体山が間近に見えた。真っ白い日光白根山も見える。山頂から肩に戻り尾根を南にむかった。途中の展望の
良いピークで昼食にした。日光の山々がきれいである。更に歩いて三つ目に到着、そして夕日岳に到着した。アカヤシオの花に囲まれ、展望も良い。アカヤシオの写真を撮り三つ目に戻り、地蔵岳に向かった。地蔵岳では石祠に安置された地蔵尊が迎えてくれた。地蔵岳からはジクザクの長い下りが続く。登山道の崩れた箇所を注意深く通り、ハガタテ平に到着した。ここからは林の中の下りである。道は沢沿いになりい
くつかの沢を渡る。沢山のニリンソウが咲いている。ヒトリシズカの花も見える。登山道は段々と広くなり林道になった。スミレの花が沢山咲いている。林道のゲートを通り古峰高原からの舗装道路に出た。古峯神社の庭園のツツジは満開で美しい。古峯神社の石製の天狗を見てからバスに乗った。

☆ コースタイム
      細尾峠(9:50〜10:00)薬師岳(10:46〜11:00)昼食(11:56〜12:30)
    三つ目(12:49〜12:51)
夕日岳(13:10〜13:20)地蔵岳(14:0〜14:20)
      ハガタテ平(14:41〜14:50)古峯神社(16:40〜17:15バス)

☆ 費用 
   タクシー    東武日光駅〜細尾峠 5、300円/一台
   バス      古峯神社〜新鹿沼駅   400円
 
登山中ピンク色の花がアカヤシオかミツバツツジかで議論があった。
週間朝日百科「植物の世界」によると下図のようである。

      名称

 アカヤシオ

 ミツバツツジ

 シロヤシオ

  別名

 ゴヨウツツジ
又はアカギツツジ

 イモウエツツジ又はオマキツツジ

 ゴヨウツツジ
 又はマツハダ

  種類

レンゲツツジ亜属

ツツジ亜属

レンゲツツジ亜属

 葉

枝先に五枚の葉が輪生

枝先に三枚の葉が輪生

枝先に五枚の葉が輪生


 花

淡紅紫色
一個の花芽から
1個の花が咲く

 濃い紅紫色
1個の花芽から2〜3個の花が咲く

 白色
1個の混芽から1〜2個の花が咲く

 花と葉

葉が出る前に花が咲く

葉が出る前に花が咲く

葉が出るとほぼ同時に花が咲く


 備考

赤城山や日光地方に多い。福島県以西、滋賀県や三重県までの太平洋側に分布

関東地方西部から滋賀県東部に分布

岩手県以南の太平洋側と四国に文布

*シロヤシオとアカヤシオと名が対になっているので、ヤシオツツジにシロとアカの2種類があるように誤解されやすいが、全く別の種類である。
*シロヤシオの肌が松に似ているのでマツハダともいわれている。













































夕日岳近辺 地図    















































 奥秩父 十文字峠 平成19年5月19〜20日 リーダー 清水(ふ)

計 画 書    










































実施報告    

  十文字峠は都合により中止




































十文字峠 地図    
















































* 会津 七ヶ岳 二岐山 平成19年5月26日 リーダー 八木

計 画 書    
































実施報告    

  《 南会津  七ガ岳・二岐山 》

参加者 八木(L)、小野、斉藤、中村、高橋、片倉(七ガ岳のみ)、吉田(博)清水ふ(七ガ岳のみ)、宇野、
       梅澤(七ガ岳のみ)、原田、三好、大貫
土方、佐々木               計15名

七ガ岳 5月26日(土) 晴れ                          −八木 記−
  下山をどのコースに取るか、結論の出せぬまま右側の林道に向かった。羽塩登山口の向かい側に車数台止められる場所があるが、今日は我々の車だけである。雑木林の中の林道はデコボコの路面状態であり、車は走行していないようだ。いつしか道は狭まり登山道らしくなってきた。木の幹に七ガ岳の標示が見え、見事なシラカバ林が広がっていた間は考え事をしてしまい、気付いた頃には沢に差し掛かってしまった。
 ガイドブックによると、南会津山域では随一の規模を誇るシラカバ林とのことだ。沢を二、三度渡り返して、しばらく右側の縁を歩き、その後は沢の中のゴロゴロした石の上を歩く。間もなく沢水のはじける音に変化を察し、視線を上流に向ければナメ沢の先端がみられるはずだ。この場所から平滑沢が始まり、ナメ沢に靴底を落として数百メートルも上流に向かう。登山靴では心もとないのは三年前に歩いた経験からであり、今日はめいめいが思い思いの支度を凝らし、沢歩き用の靴に履き替えるもの、あるいは靴下を登山靴にかぶせるかして、ナメ沢を神妙に渡った。新緑の葉が頭上を覆うほど茂り、雲間から洩れる日差しが木立の葉をすり抜けて沢の水面を明るく照らしていた。ナメ沢が段差になっている場面では、ぬかるんでいる沢の端にいったん寄り、木の枝などを掴んで身体をナメ沢の上段に持ち上げた。ナメ沢の先もしばらく沢の遡行が続き、水流の細く
なった適当な平場に腰を降ろして昼食にした。虫の大群が顔面にまとわり付いて腹立たしく、掻きこむようにして食事を終えたら、ほうぼうの体になってその場を立ち去った。五分後には沢から離れて左側のブナの茂っている雑木林の中に入った。雑木林の中は急登であるが、たかだか一時間ほどの登りだ。頭上の開ける場所で樹林を上から見下ろして大輪の白い花が方々に目に映り、タムシバの多いことに気付く。道々の赤みの濃いピンクの花はアカヤシオのように見えたが、葉が茂っているので別の種類であろう。大岩の回廊もどきをすり抜け、続けざまに二本のロープに伝わって頭上の大岩を越え、さらに上に向かってもう一本のロープで強風の吹く稜線に出た。稜線にケルンが積んであり、その間を縫って山頂に二、三分ほどで着く。前方に七つのコブを連ねて歩く、登山道の一部をくっきり尾根上に現していたが、はっきり見渡せるのはせいぜいその範囲であり、遠くの山はどこもかしこもぼんやりしていた。下山路に平滑沢を下ることをあっさり諦め、取あえず高杖スキー場に向かう。先の分岐で地形図の破線路から丸山を経て尾根伝いに羽塩登山口に直接下れそうだが、ガイドブックには廃道と記してある。丸山の位置は視線に定まっていたが、折悪しく、はっきりした登山道は尾根をはずして高杖スキー場に向かっているようだ。尾根をはずした時点で疑念を抱いたが、尾根伝いに道の形骸さえも見当たらず、無理して進んでもヤブ漕ぎに終始するだけである。すなおに高杖スキー場に向かって下り、会津アストリアホテルで車の止めてある羽塩登山口に向かうべくタクシーを呼んだ。

☆ コースタイム
     登山口 10:55 平滑沢取付点 11:25〜11:40(昼食 12:30〜12:50)
   沢から離れる 12:55
 七ガ岳14:05〜14:30 会津アストリアホテル 16:10
☆ 費 用
  タクシー代               会津高原駅〜羽塩登山口 一台 約7000円
        会津アストリアホテル〜会津高原駅〜羽塩登山口 一台 約8000円
        以上15名で負担

二岐山 5月27日(日) 晴れ                        −八木 記−
  今日は宿泊先の車で女岳の登り口に当たる岩山分岐点に送ってもらう手筈である。林道歩きを一時間短縮することができ、四時間弱の行動になる。二岐明神の鳥居をくぐり、ブナ、ミズナラなどの雑木林に点々とアカマツの混じる、静まりかえった樹林の中を歩く。緩やかな登りだった一本道も20分後にロープ一本現れたら、一転して急登になる。さらに7、8分後にもう一本のロープが見られ、そこから先は女岳の手前までロープの連続といっていい。この急坂は標識に女岳坂との標示があったように思うが、別名地獄坂とも言い、女岳まで820mと記してあった。標高を稼ぐにはあつらえむきであり、腰を据え
て青葉に酔いながら歩幅を一定にしてゆっくり登ることを気にかけた。樹林を分けた、奥に向かっている登山道の先に陽の光が差してそこだけが明るくなり、その照らされた光の束が一瞬のうちに目の前にせまって頭上を駆け去っていった。今日も風が木々の枝をしなわせて吹き、空の雲はせわしなく走っているらしい。急坂の途中で背後に展望が広がったが、白っぽい空に、近くの山でさえおぼろげだった。唯一、色どりを与えて山上を飾る花がタムシバであり、それらの白い花が目に付く頃には頂点の一角に達し、さらに100mほど進んで半径1mほどの残雪を踏んでから、女岳に立った。周りに潅木が茂って展望に欠けるが、男岳だけは上の部分をのっそり出している。鞍部に降り立った場所に笹平という名称があり、ここから男岳の登り返しは20分ほどである。赤い蕾を付けているシャクナゲが登山道の両脇に広がったら、山名標の立つ山頂はじきである。進んだ先の前方の山が小白森山であり、その奥の大白森山、さらに右奥の那須連山の三本槍岳、旭岳などは、それとはな
しに見えていた。まともに眺められた山は栃木県方面だけであり、他は霞んで山容のありさまが分からなかった。背後の女岳を挟むような格好で、相対してぼんやり見えている山は小野岳、大戸岳であろう。潅木の陰に身を潜めて強風を避け、いつということもなく山頂に腰をすえたのは、広がっていたはずの360度の展望を前にして、むざむざと去りがたかったからである。思い立つようにして山頂を後にし、当面は直線状に急坂を下る。その後道はジクザクを経て山腹を緩やかに巻き、平坦地に飛び出す。深い樹林に入るまで平らな道がずっと続き、この台地がブナ平である。記すまでもなく、1970年頃からブナの大伐採が行われ、今でも湿地に機械油が染み出ているのは、その爪あとである。
  ブックによると、立ち枯れたブナがその経緯を語っているそうであり、美しい若葉に気を取られたばかりでもないが、この明るい場所からその惨状は伝わってこなかった。全容を現している男岳にしばし眺め入った後、ブナ平の標識を見てアスナロ、ヒノキ、ブナの大樹の茂る鬱々した樹林の中に入る。暗い樹林の中に頻々に赤いペンキ、紐が目に付いて念入りであるが、下る場合、思わぬ方向に道をはずしかねないので、なくてはならない目印だ。道標に八丁坂という文字が見えたら、林道に出るまで、もうひと息である。林道に出た場所でしばらく休憩にし、その間に腹ごしらえをするもの、あるいは生活の糧を求めに、ふたたび山に入って山菜を摘むもの、と様々に時間を過ごしてから二岐温泉に向かった。

☆ コースタイム
      岩山分岐点8:10 女岳9:55〜10:10  男岳10:35〜10:55 ブナ平11:25〜
    11:40 アスナロ坂11:55 
二岐山登山口12:20〜12:45  二岐温泉 13:30
☆ 費用 
    車両代  仏子駅・東飯能駅出発  約4000円
        電車組         約 500円





































七ヶ岳  地図    




二岐山 地図


































エーデルワイスの歌

  雪は消えねど 春はきざしぬ
  風はなごみて 日はあたたかし
  氷河のほとりを 滑りて行けば
  岩影にさく アルペンブルーメ
  紫匂う 都をあとに
  山に憧れ 若人の群れ


  エーデルワイスの花ほほえみて
  するどき岩角 金色に照り
  山に目覚めぬ 夏の朝風
  乱雲おさまり 夕空はれぬ
  命のザイルに 我が身をたくし
  思わず仰ぐ アルペングリューエン

  星影さやかに 空済みわたり
  葉ずえの露に 秋立ちそめぬ
  金と銀とに よそおいこらし
  女神の如き 白樺の森
  くれない燃ゆる 山より山へ
  行方も知らず さすらいゆかん


  吹雪の叫び たそがれ迫り
  求むる小屋の ありかも知れず
  ああこの雪山 ちょうじょうとして
  シーロイファー 行く手を閉ざす
  ああこの雪原 寂莫として
  寒月するどく シュプール照らす

結び 
  ああ れいろうの雪の高嶺に
  心静かに頂に立ち
  尊き山の教えを受けん
  身も魂も けがれは消えて
  とわに輝く 白光のうちに
  清き幸をば 求めうるらん