*平成18年 11月
山行計画&実施報告書



第1例会 越後 木六山
         日本平山


第2例会 西上州 鍬柄山 
          大桁山

第3例会 
愛鷹山塊 越前岳

第4例会 道志 御正体山

                    いつかある日

日本平山

  



























*1  越後 木六山・日本平山 平成18年11月3〜4日 リーダー 八木

計 画 書  




















































実施報告   

     《越後 木六山・日本平山》

参加者 八木【L】、廣瀬、小野、本多(郁)、斉藤、中村、高橋、吉田(博)、宇野 中出、梅澤、三好、鈴木        計 13名

11月3日(金)  晴れ                                                −八木 記−
  木六山(きろくやま)、日本平山(にほんだいらさん)は新潟県下越の川内(かわち)山塊に属する山であり、早出川(はやでがわ)とその支流の源流をなす山域、とガイドブックに記されている。三連休の初日、木六山に登った。チャレンジランド杉川から先に林道が500メートルほど伸びており、その終点に車が止められる。チャレンジランド杉川は宿泊施設が整い、食材だけ持ち込めば事が足りる。
  翌日、チャレンジランド杉川を起点にして日本平山に向かった。駐車場の側に木六山を示す標識が立っている。右側に沢を見おろして下り、橋を渡ったら高みへ向かう。道はすぐ平らになり、周りは杉林が単調に茂っていた。梅雨の時期にはヒルに悩まされる所と聞く。沢を高みから見おろして進むと、右側にコンクリート造りの小屋が見える。この発電所取入口見張所の小屋を過ぎると、前方の沢沿いに続いている道を離れ、左側の尾根に向きを変える。この地点に木六、七郎、銀次郎山登山口と書かれた古い標識が立っている。ここから急登の息もつかせぬ一本調子の尾根道が続き、もっぱら色づいた木々の葉を見て気をまぎらす。この頃になると太陽の光が右斜めから差して樹林の中を明るくし、紅葉した木々の葉にいっそう華やかさを加える。高みに立ったらいったん道は平坦になるが、そうは問屋がおろさないとばかりにすぐ急登が待っている。足元の尾根にイワウチワとおぼしき葉が一面に見られ、雪が消えた後、咲き揃えば圧巻の呈になることは容易に想像が付く。
  しばらく続いていた尾根通しの道から右側を巻いて尾根に立ち、その後は左に巻いてロープ伝いで再び尾根に立ったら木六山が眼前に開ける。山そのものは見ばえしないが、山肌をあしらっているスラブ状の谷筋は険しく背筋が寒くなるほどだ。ここから先は尾根の左下に草つきの道も伸びているようだが、ロープを手がかりに岩稜の細尾根に道を移してグシの峰に向かった。
  グシの峰は一投足のうちに着き、この場所で展望はいっきに開ける。尾根の左側はくれぐれも用心が必要であり、覗き込むのはもってのほかの切れ落ちているスラブである。心の乱さない場所に移って昼食を摂り、さっそく木六山の登りに取りかかる。平地を進んで少し下り、グシの峰から見た通りの急な登りが手前のピークまで続く。登りつめた先で少し下り、ここから胸突き八丁の登りをしとげるとそろそろ木六山であるが、尾根に出て意趣を凝らすように右側へ1,2分向かった所に山頂がある。
  木六山は申し分のない展望が広がると言いたいところであるが、いかんせん、見覚えのある山容は粟ヶ岳だけである。ふがいないことに、明日登る日本平山さえ指呼ができない。飯豊連峰も望めるそうであるが、今日は気温が高くどの山も霞みがちで展望を楽しむのはどだい無理である。時間の都合から水無平コースを下るのは無理と諦め、今歩いてきた道を忠実に引き返した。尾根を色どっている紅葉に何度も足を止め、さすがに登山口に着く頃には周りは暮色が立ちこめていた。

11月4日(土)  晴れ
  早出川(はいでがわ)ダムの建物を右横に通り過ぎてダム湖の左側に足を運んだ。チップの敷き詰められた広い道をしばらく進み、やがてダム湖の縁のガードレールに守られた細いコンクリート擁壁の上を歩く。崖の上に棚状になっている山道にすぐ変わり、右側の落ちている下はダム湖である。この道はかって鉱山道として使われていたそうである。道幅も広く、案外気楽に歩ける。ダム湖に沿って続いている道は日本平山を語るに必須、とガイドブックにも書いてある。ここから見られる美しい峡谷美と尾根上のブナ林は、言うなれば日本平山の見せ場である。
  早出川ダムから30分後に山の神というポイントに達するが、ここは見落として帰りぎわに気が付いた。なだらかな山道を歩いて登っている感触が乏しいものの、しだいにダム湖の展望が広がるに及び、幾らかでも高度を上げているようだ。反対側のダム湖を囲んでいる荒々しい山の地肌に紅葉した木々が粉飾して美しい景観を湖面に映している。周りの木々の葉は今が紅葉のたけなわであり、この時期に歩くのが一番とはもっともなことである。間もなく金ヶ谷から流れている沢を飛び石伝い越えるが、水かさが増していたら諦めて淡々と帰路に付くのが然るべきだ。ロープを伝わってもろい地肌の急坂を詰め、山の斜面を少しジクザクに切った後、山腹に伸びている道を進んだら駒ノ神に着く。ダム湖に沿った道も続いているが、ここから先は尾根に道を移して直登する。急がず焦らずゆっくりペースを守って歩いてもトコヤまで歯がゆいほど長く、山頂までの遠さに暗澹とする。
 トコヤは赤土のむきだしている小さな広場であり、鉱山跡であったという。ここで休憩した後、ブナの巨木が茂っている中を歩く。青空のてっぺんに向かってブナの木々がすくと立っており、黄色に色づいた葉がどこかやるせない秋空でおどっていた。広い山の斜面をゆるやかに下った後、尾根筋をたどって急な登りがはじまり、一番奥のとんがったピークを登りきる。ガンガに標識はないが、それらしき所と見当をつけた。潅木がわずかに飾っているだけで前後左右の展望が開ける。この稜線の展望は一頭地を抜いてほぼ全視野
をおさめることができ、山肌の赤や黄色に染まった紅葉を眼下に見渡すことができる。前方の日本平山は落葉した木々だけが目立ち、すでに秋の装いは終えていた。さほどの下りも経ないで鞍部に下り立って日本平山の前哨と言うべきピークを目指す。前かがみになって踏ん張りながら一歩一歩急坂に足を運び、前方の木立の間に覗く青空に次から次に山の陰が現れて心身とともに憔悴してしまうところである。ようやくの思いでピークに立って、日本平山はさらに先にあることを知ったときは、ひざがガクッとなるほど意気消沈する。気持ちを奮い立たせ間髪をいれずに急坂を登り、道が緩やかになったら左側の三川方面から登ってくるコースに合わさり、そのすぐ先に一等三角点の標柱がある。
  日本平山の笹原にどんと腰を下ろし、しばらく何を考えるまでもなしに休んでから昼食にした。展望の範囲は限られているが、飯豊連峰から御神楽山方面にかけてざっと見渡すことできる。今日も昨日の天気に増して霞が広がり、御神楽山は茫漠と目に映るだけである。地元の登山者が飯豊山は雪がかぶっていると言っていたが、霞のかなたで揺らいで確かめようがなかった。それらの写真を1、2枚撮っただけで、にべもなくカメラをしまいこみ、しばらく来し方を振り返りながら後から登ってくる仲間を待った。日本平山の山頂は広いと聞くが、潅木や笹が茂ってそのありさまは分からなかった。
  下山路も同じ道を引き返し、12時ちょっと過ぎに山頂を出発して早出川ダムに着いたのが16時40分だった。行きも帰りもほぼ同タイムだったのは、赤や黄色に色づいたダム湖周辺の錦秋にしばし見ほれていたせいである。

☆コースタイム
  11月3日(土)
     登山口(10:50)→木六・七郎・銀次郎山登山口の標識(11:20)→グシの峰(12:45〜13:05)→
     木六山(14:00〜14:25)→グシの峰(15:10〜15:15)→木六・七郎・銀次郎山登山口の標識(16:10〜16:15)→
     登山口(16:45)
  11月4日(日)
     早出川ダム(6:25)→金ヶ谷沢(7:55〜8:00)→駒の神(8:20〜8:30)→トコヤ(9:40〜9:50)→ガンガ(10:55)→
     日本平山(11:30〜12:05)→トコヤ(13:30)→駒の神(14:25〜14:30)→金ヶ谷沢(14:50)→山の神(16:15)→
     早出川ダム(16:40)
☆費用 交通費(車両費・レンタカー代含む)
   車利用者    ≒8500円
   新幹線利用者  ≒2800円
   宿泊費 チャレンジランド杉川 1400円


































日本平 地図









































*2 上州 鍬柄山、大桁山 平成18年11月12日 リーダー 清水ふじえ

計 画 書   



































実施報告   

      《上州 鍬柄山、大桁山》

参加者 清水(ふ)【L】、大田、八木、村上、片倉、早川、吉田(美)、千田(ゲスト)          計 8名

11月12日(日)  晴れ                                                   −早川 記−
  下仁田行き上信鉄道のナンジャイ駅の次が目的のセンダイラ駅だった。雲ひとつない快晴だった。線路の下を潜って北へ行き下仁田ネギやコンニャク畑を見ながらコンクリ−ト道をしばらく歩くと鍬柄岳登山口の標識があった。登山口からしばらく登ると突然巨大な衝立のような鎖付の岩が直立していた。ギョットしたが、登るしかない。ちょうどいい塩梅に出っ張りや窪みがあるので、傾斜がきつい割りには全員簡単に頂上に辿りついた。荒船山や下仁田の町など周りの全部が見えた。慎重に岩を降りほっとした。
  鍬柄岳登山口に戻り大桁山を目指した。コンクリ−ト道の途中で今降りて来たばかりの岩峰が見えた。あんな尖ったのをよく登ったものだ。登ってる最中はなにも感じなかったが。陽だまりでランチタイムとなった。大桁山はなだらかな静かないい山だった。頂上から榛名山の全貌が見えた。木の間からギザギザの妙義山が見えた。センダイラ駅に戻って高崎に向かった。岩峰となだらかな静かな山のいい組み合わせでいい山旅だった。

☆コースタイム
     千平(9:40)→神社(10:15)→鍬柄岳頂上(10:55〜11:09)→鍬柄岳登山口(11:40)→やすらぎの森より10分程の地点
     (昼食12:15〜12:40)→川後石峠(13:00)→大桁山頂上(13:45〜13:55)→千平駅(15:35)

☆費  用
   上野からの往復電車代 5780円 (上信電鉄高崎〜千平 片道1000円)






































鍬柄山ー地図















































*3 愛鷹山塊 越前岳 平成18年11月19日 リーダー 本多正好

計 画 書   






























実施報告   

 雨天のため中止


































越前岳地図
















































*4 道志山塊 御正体山 平成18年11月25日 リーダー 吉田 博美

計 画 書   




































実施報告   

《道志山塊 御正体山》

参加者 吉田【L】、八木 片倉 中出 梅沢 白井 原田 成田          計 8名

11月25日(土)  晴れ                                       −吉田 記−
  高尾の駅を出たころは曇りがちだった天気もトンネルをくぐるたび青空に近づき、富士急の線路に入ってからは真っ白な富士が今日の好天を約束してくれた。
  都留市駅で予約してあったタクシーに分乗し、道坂隧道を越えたところで降り、帰りのタクシーを三輪神社前に予約した。トンネルに向かって左側にある道のゲート脇を抜け3分も行くと御正体の看板があり山道に入る。落葉がたまり分かりずらい道をだらだら登ると二股になっていて、左の道は下っているので右にとったが、しばらくして道を失った。尾根はすぐ上に見えているので、斜面を無理矢理登って尾根に出た。スタートから30分経過している。ガイドブックには「左斜面のトラバース道を行くと三叉路になり、右上に上がっている道に入る。15分程で今倉山と御正体山を結ぶ尾根上の道坂峠に出る」とあるから、最初から間違えたのだ。分岐よりかなり先に出てしまった。これでも9月に下見しているのだが、その時すでに違っていたということだ。休憩して思わぬアルバイトで上がった息を整える。
 木々は葉を落としているが、細い枝がじゃまして周りの景色が見えるようで見えない。先ほどから右手にちらちらしている白い峰々は南アルプスと八ヶ岳らしい。伐採されて広々したところもあったり、笹藪は切り開かれて快適な登山道だ。ゆるく登ったり降りたりいくつかピークを越えるが、ピークに名もなく岩下ノ丸は知らないうちに過ぎたようだ。汗をかくほど暑くなく、風もなく、本当に登山日和のいい天気だ。大きく下って登り返す先にこのコース初めて白井平分岐の看板を見る。予定より1時間近く早い。どこか歩き忘れたのかと思う。ここから急登を40分ほどで頂上だが、違う山へ来たように下見の時と景観が違う。
  頂上は狭くて展望もないが、その狭いところに真新しい
テーブルと椅子が置いてある。2年前に皇太子が登った記念らしい。登りでも誰にも会わなかったが、頂上も我々だけ。昼食をとり記念写真を撮って唯一富士が見えるという場所に向かう。大きな岩をまいて20分位で峰宮跡。そこから5分もしないところに細野と池ノ平分岐の小平地があり真っ白な富士と対面できる。歓声が上がりシャッターが押される。
  細野への下りは急だが、深くえぐれた登山道に足首まで埋まるほど落ち葉が堆積して思ったより歩きやすい。落ち葉を蹴散らすのではなく、落ち葉の海を泳いでいくという感じだ。杉林に入ってまもなく仏ガ沢を渡り、ただ今工事中のため張り巡らされたテープに沿っていくと林道にでる。ここから三輪神社までは、30分の舗装された林道歩きとなる。



☆コースタイム
   道坂隧道登山口 (9:25)→ 尾根に上がる (9:55/10:00)→ 岩下ノ丸 (10:45)→ 白井平分岐 (11:50/11:55)→
   御正体山 (12:35/13:10)→ 細野分岐 (13:35/13:45) → 仏ガ沢 (14:45)→ 林道(14:55)→ 三輪神社登山口 (15:30)
☆費  用
    JR 高尾〜都留市         1,020円
   タクシー 都留市〜道坂隧道   3,900円/台  
         三輪神社〜大月駅    5,700円/台

    





































御正体山 地図  






































いつかある日  深田 久弥 作詞

1.いつかある日 山で死んだら

  古い山の友よ 伝えてくれ


2.母親には 安らかだったと

  男らしく死んだと 父親には


3.伝えてくれ いとしい妻に

  俺が帰らなくとも 生きてゆけと


4.友よ山に 小さなケルンを

  積んで墓にしてくれピッケル立てて


5.おれのケルン 美しいフェースに

  朝の日が輝く 広いテラス


6.友に贈る おれのハンマー

  ピトンの歌う声を 聞かせてくれ