*平成18年 1月
山行計画書&実施報告書



第1例会 比企 大霧山

第2例会 
丹沢主脈縦走

第3例会 
奥多摩 鹿倉山

第4例会 御坂山塊 本社ヶ丸



                       雪山賛歌

本社ヶ丸よりの富士

  



























*1 比企 大霧山 平成18年1月4日 リーダー 本多(正)

計 画 書    


















































実施報告    

            新年山行 大霧山
平成18年1月3日 (火) 曇り後雪   
メンバー L本多   広瀬 大田 古森 吉田(一) 齋藤 栗原 中村 高橋 八木 堀内 吉田(博) 梅沢 原田 計 14名

                                                                     −本多 記−
 今年は元旦早々から低気圧と寒気の影響で雪こそ降らないものの天気が悪く、特に1/2は昼過ぎに降りだした雨が夕方まで続き、新年山行を翌日に控えて懸念されたものの晴れとの天気予報に接し意を強くしましたが−−−。
 東武東上線小川町駅前に9時に集まりバスにて橋場下車曇り空の下、里山の景色を楽しみながら粥新田峠を目指した。
 茶畑の斜面越しに大霧山が見え、振り向くと笠山、堂平山が大きく眺められた。
 粥新田峠は秩父往還三峠の一つでかっては巡礼が引きも切らず越えていったと伝えられるが、今はその面影はなく往時を偲ぶばかりです。ここから30分程歩き、丸太の階段を登りきったところが大霧山山頂であった。山頂からの眺めは雄大で武甲山から西上州の山々、赤城山、榛名山を





見渡す事が出来た。
 山頂で景色を楽しみながら昼食と思っていたが、突然粉雪が舞い始め風をさけて昼食をとるのがやっとのことで、寒さに追われて下山が急がれた。
 少し下がったところが旧定峰峠でダイダラボッジの伝説の案内板を横目にもくもくと定峰峠に向かった。定峰峠には二軒の茶店があり、その一軒に入り込み冷えた体を温めるため甘酒やお茶を飲み休憩し
た。その店のおかみさんが親切な人で自家製の漬物、みかん等で歓待を受けた。茶店からバス停までさらに40分程の距離があったが、おりからの寒さでさらに歩く気力も減退し誰言うこともなくタクシーを呼んで駅まで戻ることにした。 
 新年早々の会山行でいつもの仲間の顔が新鮮に見えたことが最も印象に残った。

*コースタイム
     橋場バス停(9:45/9:50)粥新田峠(10:45/10:50)大霧山(11:20/12:00)旧定峰峠(12:35/12:40)
     定峰峠(13:20/14:15)小川町駅(14:40)
*費  用
     東武東上線池袋駅/小川町駅 780円/片道  バス 小川町/橋場 450円
     タクシー 定峰峠/小川町駅 4,000円/台














































大霧山 地図    







































*2  丹沢 主脈縦走 平成18年1月8〜9日 リーダー 八木

計 画 書    










































実施報告    

       《丹沢主脈縦走》
1月8日(日)〜9日(月)天気 8日 晴れ 9日 曇り後晴れ 
 メンバー L 八木、 本多(正)、吉田(博)、清水(ふ)、宇野、中出、大貫  計7名

                                                                        ―八木 記―
1月8日(日) 大蔵 → 丹沢山
  大倉バス停から山の方向に向かっている車道を歩き、ほどなく杉林の中の、車1台通れるほどのコンクリート敷の道に変わる。すぐ山道になり、2軒の休業中の茶屋の前を過ぎる頃には、道は窪地になって急になる。周囲は杉林に囲まれ、やがてその道も二手に分かれているが、標識を見ればどちらを向かっても塔ノ岳の方向に向かう。ここは行程の短い右の道に足を移し、ジクザクに歩いて、所々で南東側の樹林の開けた所から相模湾も見えてきた。海上の上に浮かんでいる雲は重々しいが、しばしば雲の隙間から光の帯が矢のように海面を差し、そこだけを金色に染めた。海と地の縁は曖昧模糊としているが、白っぽく見える街並みに照らしてどうにか海岸線を辿ることができる。尾根に立っている標識は雑事場と示しており、ここでさっき二手に分かれたもう一方の道に合流する。道を尾根に移して緩やかに伸びているが、見晴茶屋を過ぎた辺りから道は真っ直ぐな登りになって大倉尾根の一端をかいま見せている。木段から先に雑木のなだらかな尾根が行く手に見え、木々の葉の美しい春、秋の季節になれば、この尾根道もなかなか捨てたものではない。堀山の家を過ぎると、開いた口をふさがらない
ほどの階段状の急登が一本調子に続く。じっくり腰を据え、ゆっくり一歩一歩たゆむことなくペースを守って登れば1時間ほどで花立山荘に着く。時計の針はちょうど12時を指しており、とん汁を注文して昼食を食べ、休憩に飽いた頃を見はからって小屋を出発した。アイゼンを装着するようにとの小屋のご主人の忠告はさすがに時宜をえたもので、間もなく細尾根になってその効果たるやてきめんである。この積雪ではアイゼンにくい込んでいるという感触はないものの、足元の雪面は陽射しをはじいて光っており、足運びの不意の狂いで滑らすのは目にみえている。金冷ノ頭で丁字路になっており、左側に見える山上の木々の間の一本の筋は鍋割山に伸びている。
  塔ノ岳に向かう道は右側であり、ここから山頂までほぼ階段といってよい。山頂は広々として全体に見わたせる展望はかゆい所までいきとどき、しばらく茫然と立ち尽くして時の経過を忘れるほどだ。身に襲ってくる寒さにまかせたまましていたが、今日の行程はさらに先まで進む予定になっている。山頂に建っている尊仏山荘の脇を通り、丹沢山に向かう。道々で振り返りざまに見ている塔ノ岳は、陽が雲に隠れて絶えず黒くしており、この時間では天空のところどころに青空をのぞくだけになった。
 丹沢山に向かっている尾根の起伏はどこを見ても鷹揚であり、笹原にくっきり浮かび上がらせている道に連れ立つように先へと進んだ。さっきまでの騒々しい賑わいはこの周辺になく、すれ違った登山者も塔ノ岳から空身でひょいと足を伸ばした様子である。丹沢山に展望がないと聞いているが、樹木の払われた所に富士山が窮屈そうにおさまっている。山頂の雪は一段と多くなっており、東の端の窪んだ位置に宿泊先のみやま山荘が建っている。

1月9日(日)  丹沢山 → 焼山  下山
 みやま山荘を朝7時に出発した。小屋の外に出ても吹いている風に気が付かなかったが、尾根通しに立ったら首筋を刺してくる風の冷たさにひるみ、予想と違った今日の天気をうらめしく思った。昨日の富士山は雲がまつわりついても一時たりとも消えることはなかったが、今日はまるで恥じ入るようにガスの中にひそんでその方向さえ見当が付かない。景色の望めない今となっては、ただただ胸のふさがれる冬景色を前にして進んで行くだけである。木々の幹の黒さだけが唯一、色の呈をなしており、後は押して知るべしで,鉛色の空と地上の白い雪が渾然一体になっている。ピークをひとつ越したら次のピークに向けて大きく下り、そこから途方もなく上に伸び上がっている所が棚沢ノ頭である。登りの途中に休憩舎もあって風を避
けることもできるが、この場にいつまでも突っ立っていればますます寒くなるばかりだ。奮い立つように出発し、 不動ノ峰を過ぎて10分も歩けば棚沢ノ頭に着く。笹原の中のガスに煙って見える木立の佇まいに詩情をそこはかと無しに覚えるが、鬼ガ岩を前にしてそんな悠長な気分もそこそこにしなければならない。普段通りに気を付けて歩けばどうということもない所であるが、 今日のような天気では恐怖感が先走ることもやむを得ない。
 目指している蛭ガ岳はまったくガスに隠しており、無我夢中に間近になって見えてくる山の陰を次から次へと追っているようだ。大きな建物の陰が見えた所が蛭ガ岳の山頂であり、待望の山頂とはいっても、およそ登ったという印象にほど遠いのは天気のせいである。蛭ガ岳山荘でしばらく休憩をし、後は一目散に山を下っていく。山の斜面の雪に土色した登山道が伸びているが、急坂だった道も木道を過ぎた頃から緩やかに下っていく。思いのほか登り返しもあって予想に反しているが、今の所山腹を緩やかに歩いてほどほどの登りである。
  間もなく地蔵平に着き、木々のおもむきも常緑樹に変えている。この頃には空に青いものも覗かしてきたが、おいそれと広がる気配はなく、道志の山の上もすっぽり雲に隠れている。一本の道筋にならってしばらく歩き、その道も間もなく窪んでその先の高台に立った所が姫次(ひめつぐ)である。ここから先は東海自然歩道の名称があり、その名にふさわしい道がなだらかに続き、左手に見えたカラマツ林の美しい所もある。黍殻山(きびがらやま)を右側に巻いて雑木林に変わる頃には足元に木々の陰をはっきり落として陽射しも差してきたようだ。樹林の中の小さなアップダウンを繰り返し、杉林の先に白い空だけが見えているピークが焼山(やけやま)である。山頂には鉄塔でしつらえた展望台が立っており、奥多摩や高尾山の眺めがよいそうである。ここから下る道はグングンと高度を思い切り下げて行くだけである。林相も植林から雑木林に変えて沢音が聞こえてきたら緩やかな道になって林道に出る。三ヶ木行きのバスが走っている国道に出るには林道を20分ほど歩く。

☆コースタイム
1月8日(日)
     大倉バス停 8:45 雑事場 9:35〜9:40 堀山の家 10:55〜11:05  花立山荘 12:00〜12:55 金冷ノ頭 
     13:10 塔ノ岳 13:30〜13:50 竜ヶ馬場 14:40 丹沢山 15:10
1月9日(月)
     みやま山荘 7:00 不動ノ峰 7:50 棚沢ノ頭 8:00 蛭ガ岳 8:50〜9:15  地蔵平 10:15 姫次 
     10:40〜10:55 焼山 12:20〜12:55  焼山登山口 14:30
☆費 用
    宿泊費 みやま山荘(一泊二食) 6000円
    タクシー代 焼山登山口バス停〜三ヶ木バス停  一人 約 800円










































丹沢 地図1     

















丹沢 地図2  














































*3 奥多摩 鹿倉山 平成18年1月15日 リーダー 太田

計 画 書   

  


































実施報告   

     《鹿倉山》
1月15日(日) 晴
参加者  L大田   国府田  清水(ふ)  川端  三好   計 5名

                                                                         −大田 記−
 奥多摩駅8時半発の「丹波」行きバスは、満員の人を乗せて出発した。我々は「深山橋」で下車したが、ここで下車したのは我々5人だけだった。
 バス停からこれから登る鹿倉山のあたりを見ると大寺山の大きな白い仏舎利塔が見えていた。深山橋を渡り、奥多摩湖の対岸に出ると「陣屋」の大きな看板があるが、この手前に「鹿倉山」の道標があり、すぐ左手の登山道に取り付いた。いきなり落ち葉の多い急な登りが始まったが、そのうちになだらかになり、少し下るとまた上りになり、やせた尾根を通過した。景色は奥多摩側は見えるものの道志側は全く見えず単調な上りである。やがて右手前方に大きな仏舎利塔が見えて来ると、急坂をひと登りで仏舎利のある大寺山に到着した。登り始めて1時間10分であった。休憩を兼ねて仏舎利の周りを回った。近くで見るとその大きさに圧倒されるほどである。前週に下見にきた際には車が駐車しており、聞いたところ、大成からは自動車でも来れるようである。
 登山道は西の尾根筋に続いており、緩やかな上りであり、気持ちが良い。道標も多いので迷うことはない。台地状のピークを越えて、小さなピークを越えるとしばらく下り道が続くが、ここからひと上りしたところが鹿倉山の頂上だった。頂上までは誰にも会わなかったが、頂上では一組の夫婦と思しき二人が昼食を食べていた。奥多摩に行く電車で向かい側の席に座っていた方だった。丹波側から登って来たらしい。話をしているうちに、単独行の女性が同じコースを登ってきた。9時半から登りだしたとのことで我々よりも相当に早いペースだったようだ。頂上の暖かい陽だまりで昼食タイムとした。西側の木の切れ目からは富士山の姿を見ることができた。西側からは手前に大菩薩、正面奥に奥秩父の山々、東側に雲取山が見え、絶景ではないものの景色はまずまずだった。


 山頂からは北に向かって下った。杉林を下り歩きやすい道を下っていくと、やがて尾根を外れて大丹波峠へと下った。緩やかな下り道で石も少なく、非常に歩き易い。眺望のない道を下ると以外に早く大丹波峠に到着した。ここからは舗装路である。
  峠から右手に行くと丹波の方に、左手に行くと川久保に行くので、左手を下った。川久保のバス停に着いたところ、バスの出発時間までまだ1時間以上もあった。
  ここでバスを待つという国府田さんを残し、4人はさらに40分ほど歩いて「小菅の湯」に向かい、入浴後、タクシーで奥多摩駅に向かった。


☆コースタイム
       「陣屋」前登山口(09:05) 大寺山(10:15〜25) (鹿倉山11:52〜12:35) 大丹波峠(13:30〜35) 
       川久保バス停(13:45) 小菅の湯(14:35)
☆費  用
      JR 立川 → 奥多摩 620円  西東京バス 奥多摩→深山橋 560円
      小菅の湯 500円  タクシー 小菅の湯→奥多摩駅 7,100円(1台)







































鹿倉山 地図    
















































*4 御坂山塊 本社ヶ丸 平成18年1月23日 リーダー 清水(ふ)

計 画 書    









































実施報告    

         《本社ヶ丸》
平成18年1月29日 天気 晴れ
メンバー L清水(ふ)、  八木、本多(正)、国府田、吉田(博)、梅沢、中出、早川、平井   計 9名

                                                                     − 清水 記 −
 JR大月駅に9時、全員が集合し、予約していた大月タクシーに乗り込む。国道には先週降った雪は、ほとんど残っておらず、問題なく30分ほどで出発点の新山梨変電所に着いた。ここで、八木リーダーからのアドバイスに従いスパッツを着けて新人の平井さんの紹介と各自の簡単な自己紹介の後、山歩きの準備を整え、出発となる。
 変電所から先の道は、ところどころ雪がついている路面だが、思っていたよりは雪は柔らかで、アイスバーンになっているところは、あまりない。20分ほど歩いてゆくと、登山道という看板がかかっていて、細い雪の残る山道に入って行く。やがて沢に入ったが、雪の上のトレースが、見えなくなってきて、赤いテープを探すと、その先は、スゴイ急登なので、多分こ
れは、違っていると皆で判断し、右側斜免の方面に目を移すと、テープとしっかりしたトレースがついた登山道を探し出すことができた。
 最初のうちは、傾斜も緩やかで気持ちのいいスノーハイキングだったが次第に、傾斜が増して、苦しい登りとなってくる。汗をかきながら暫く行くと開けた台地のような場所にでる。ベンチが2つ設置されているので、ちょうど良い休憩地だ。北側の展望が素晴らしく、大菩薩、国師、金峰山方面の奥秩父の山並みをみることができる。
 さらにつづらを交えた急坂を登って行くが、なかなか清八峠には着かない。かなり登り坂に飽きた頃、清八峠と標識のあるところに着いた。時計を見ると丁度12時だった。
今度は、左手に折れて、尾根道を少し行くと急に岩場に出た

 両手を使ってひょいひょいと登りつめて、ふと後ろを振り向くとびっくり大きい富士山を見ることができた。そしてアンテナが立っているおおきな三ツ峠も見ることができた。それから西側には南アルプス、その奥には、八ヶ岳もくっきり綺麗に眺められた。
 あんまり良い眺めなので、本社丸頂上までは。あと20分ほどだと思うがこの場所でお昼を取ることにした。昼食後、さらに2つ程のニセピークを登ってゆき、ついに頂上に着いた。小さい頂上で、4人ほどの先客がいたので私たちで、満員という感じ。早々に写真を撮り、長い下りに備えてアイゼンを着
けた。
 南側の岩場を少し下って行くと、尾根筋の気持ちのいい雪道となった。木々の間の雪道をポクポクと高下駄のようなアイゼンで歩くのは、とても楽しい。トレースもしっか
りついているので、道に不安はあまりない。
 同じような連続に飽きてきた頃、ヤグラ跡と地図に書かれた地点に着いた。滑車のたぐいが朽ち果てたものが置かれている。ここを過ぎると笹子駅への下りの道にあと少しだ。やがて、笹子駅と書かれた標識を見て、左に曲がり下りの道に入る。思っていたより急坂だ。林道を横切りなおも高度を下げて行き、体がほかほかして熱くなってきて足が疲れた頃に沢に出た。沢道を2〜3度渡り返した後、林道に出て道なりに進むと、笹子駅のホームが見えてきた。17時7分発の電車に全員乗り込み、解散となった。

☆コースタイム
      大月駅(9時)− 新山梨変電所(9時20分ー9時40分)− 登山口(10時)−清八峠(12時)− 最初のピーク
      (12時20分ー12時50分)− 本社ヶ丸(1時10分ー1時20分)− ヤグラ(3時)− 林道(3時20分)− 沢(4時)
      − 笹子駅(4時45分)     
☆費  用 
      新宿より片道 1280円  タクシー代 5450円
    








































本社ヶ丸地図    







































雪山賛歌
1. 雪よ岩よ われらが宿り
     俺たちゃ町には 住めないからに

2. シールはずして パイプの煙
     輝く尾根に 春風そよぐ

3. 煙い小屋でも 黄金の御殿
     早く行こうよ 谷間の小屋へ

4. テントの中でも 月見は出来る
     雨が降ったら ぬれればいいさ

5. 吹雪の日には 本当につらい
     アイゼンつけるに 手がこごえるよ
6. 荒れて狂うは 吹雪か雪崩
     俺たちゃそんなもの 怖れはせぬぞ

7. 雪のまにまに きらきら光る
     明日は登ろよ あの頂に

8. 朝日に輝く 新雪ふんで
     今日も行こうよ あの山越えて

9. 山よさよなら ご機嫌よろしゅう
      また来る時にも 笑って遅れ