*
平成17年度
 
10月山行計画&実施報告書


第1例会 丹沢 不老山

第2例会 裏剣 
室堂 仙人池
         阿曽原 欅平

第2例会の2  裏剣(別働隊)

第3例会 
福島 
安達太良山

第4例会 越後 六木山、日本平

特別寄稿 北ァ  奥穂高岳から
            西穂高岳



                        北帰港

         剣沢を下る          

  




























*1 丹沢 不 老 山 平成17年 10月1日(土) リーダー 本多(正)

計 画 書   


















実施報告   

   
<不老山実施報告>

平成17年10月第1例会(土) 快晴
メンバー     L本多         小野 高橋 八木 堀内 宇野            計6名

                                                                    −本多 記ー
   天気予報と異なり、本日の山行を祝するように少々汗ばむような快晴である。棚沢キャンプ場バス停で下車し、キャンプ場の駐車場脇の細い道を少し行くと思いがけず吊橋があった。結構上下に揺れるので真ん中の板を慎重に渡ったが、童心に帰って遊園地の乗り物に跨ったような楽しさも味わった。
  道標が整備されており、道標に従って桧の植林帯を通る登山道を番ヶ平に向かって上って行く。 道は結構きつい勾配であるが、時々心地よい冷風が樹林帯の中を吹き抜けていく。
番ヶ平の手前で一息入れ、小野さん差し入れの梨を頂いたがバテ気味の体に美味さが染み込んだ。不老山の山頂は雑木林の中で展望は無いが12時少し前に到着、昼食後展望の得られる南峰に移動し冠雪のない富士山を眺め集合写真をとり下山にかかった。











  今日の不老山はまるで我々の貸切状態で、静かな山行が楽しめた。
下見の結果当初予定のコースを変更した訳だが、まさに正解で低山にしては充実した山行が楽しめた。

*コースタイム
   新松田(8:25) 棚沢キャンプ場停(9:05/9:10) 番ヶ平(10:05/10:15) 不老山(11:50/12:20)
   御殿場線駿河小山駅(15:00)

*費用 
        電車賃  小田急線 新宿駅/新松田駅    750円/片道
        バス料金  新松田駅/棚沢キャンプ場    740円/片道
























 不老山 地図   







































*2  裏剣 室堂 仙人池 阿曽原 欅平 平成17年10月 7日11日 リーダー 高柳

 計 画 書    2











 実施報告   

<裏剱縦走報告―高柳グループ―3泊4日>

日 時 平成17年10月7日(金)〜10月11日(日)
メンバー L.高柳、   小野、本多(郁)、斎藤、栗原、中村、國府田、中出、梅沢、           計9名

8日(土)小雨 室堂 → 剱沢小屋泊                                            ― 高柳 記―
ガスの中、朝8時に室堂ターミナルに夜行バスが着いた。降りるとまだ眠い体に冷たい強風が吹きつける、簡単に朝食を摂り雨具を着けて出発。地獄谷では噴出す温泉を見ながら、今、温泉に入れたらどんなにかいいだろうと思う。別山乗越の登り口で、先行する2泊3日の吉田(博)、高橋、片倉、川端、八木の5人組と別れた、我々9人は3泊4日である。
2700メートルの別山乗越に近づくにしたがい雨を含んだ風が強くなる。乗越にある剱御前小屋に入り、離れた仲間を待つことにする。わたしは外のトイレで風を避け、登ってくる仲間を窺うが雨を含んだ横殴りの風は寒い。全員が揃いしばし小屋で休憩の後、宿泊地の剱沢小屋に下った。途中幾度かアラレのような雨があり雨具の上で水玉が跳ね飛んでいた。剱沢小屋12時45分着。雨の中、剱沢を下る5人組の苦労を思う。

9日(日)薄曇り後晴れ 剱沢小屋 → 仙人池ヒュッテ泊                   ― 高柳 記―
小屋を6時にでる。天候は高曇りで雨の心配はなさそうである。小屋の前を下り左手に石垣をあるところを右に折れると、剱岳との分岐のある広場にでる。左に入ると剱山荘で、剱沢は右にとる。この標識が剱沢コース寄りにあるため分かりにくい。
しばらくは紅葉の剱岳山腹を見ながら剱沢を下っていく。小屋の息子さんから雪渓の降り口として、土砂を越してから雪渓に降りるように注意されたが、その箇所には雪渓崩落のため通行不可の表示がビニール袋に入っていた。この直ぐ先に雪渓に下りる道があったがやり過ごし、夏道をすこし進
むとまた雪渓に降りる道があった。そこから雪渓に降りた。ここにグリーンロープが張ってあり、小屋の案内ではここから夏道に上がるよう言われた箇所らしい。しかし、雪渓はしっかりしていて崩落の危険は感じられないし、斜度もないので歩くことにしてアイゼンを付ける。歩いていると右に大きな一枚岩があり、ロープが下がっていて7人ほどのパーティがいた。一人だけがロープにぶら下がっていて、あとの人は見上げているので訓練でもしているのかと思いながら通過したが、小屋の案内で注意するように言われた夏道からの下りの岩のようだ。
雪渓も終わりに近づいたので右の夏道に上がろうとしたら、対岸に赤マークが見えるという声がありそちらへ向かう。雪渓の中央付近は雪が薄いはずなので、仲間に静かに歩くよう注意して対岸の夏道に上がった。
真砂沢ロッジを囲む木々は秋の陽を浴びて紅葉して
いた。時間は9時で剱沢小屋から3時間かかっている。案内書によってはコースタイムが1時間30分になっているが、2時間30分に訂正しておきたい。二股から仙人池峠まで急登が続くが、峠付近の紅葉とリンドウの色の対比が美しい。仙人池ヒュッテ14時着

10日(月祝)晴れ 仙人池ヒュッテ → 阿曽原温泉小屋泊 ―中村 記―
朝食を早く終わらせ、仙人池の湖畔に立ち、朝焼けに染まる剱岳を見る。これが今回の山行のメインでしたが、残念!重たい雲がドッカと動く様子もなく、山頂の姿は見ることができませんでした。それでも仙人池の周りの紅葉はすばらしく、動くことができませんでした。
後ろ髪を引かれる思いで小屋を出ました。急坂を下り見事な紅葉を見ながら、足元に気をつけ、右手に湯けむりが見えてくると仙人温泉です。小屋のご主人との談笑、仙人岩屋でヒカリゴケを見て急坂を下る。崩壊した登山道も多く、ガスも出てきて歩きづらい道を進むと阿曽原峠に着いた。


岩の滑りやすい道を下り、下ノ廊下の合流点を過ぎるとまもなく今日泊まる阿曽原温泉小屋に着きました。

 男性のあと女性が露天風呂の入り汗を流しましたが、露天風呂まで小屋から少し遠いので帰りがキツイ!








11日(火)晴れ 阿曽原温泉小屋 → 欅平駅                             ―高柳 記―
夜明け前の5時にライトを点けて小屋を出る。あれが北極星、あれがカシオペヤと仲間がいう。夜が明けてくると標高1000メートルのこの辺りの木々は緑で、紅葉には早い。左側は岩肌、右は深い谷という道が欅平まで延々と続いている。太陽が高くなると日差しが強く暑いが、木々をわたる風はさすがに冷たい。
道は手のひらを広げたようで枝沢があると奥まで入っていき、また出てくるという繰り返しで、欅平までの距離がはかどらない。やっと欅平駅の一部が遥かに見えてからがまだまだ遠いのである。体調を崩した仲間も最後まで歩き通し、欅平駅に全員が揃ったのは 1時10分であった。



コースタイム
*8日:室堂(8:15〜8:45)別山乗越(11:45〜12:10)剱沢小屋(12:45)
*9日:剱沢小屋(6:00)雪渓地点(7:35〜7:45)雪渓終点(8:25〜8:35)真砂沢ロッジ(9:00〜9:15)二股(10:45〜11:05)
     仙人池ヒュッテ(14:00)
*10日:仙人池ヒュッテ(6:45)仙人谷(9:05〜9:30)高巻き地点(10:40)阿曽原峠(12:25〜13:00)阿曽原温泉小屋(13:30)
*11日:阿曽原温泉小屋(4:55)トンネル(9:50)欅平駅(13:10)  



























 実施報告   

  <裏剱縦走報告―高橋グループ―2泊3日>

日 時 平成17年10月7日(金)〜10月10日(祝・月)
メンバー L.高橋、  八木、片倉、吉田(博)、川端、    計 5名

                   * 以下の報告は八木さんの了解を得て、ご本人のホームページから抜粋しました。(高柳)

10月8日(土)
 夜中走り続けていたバスは、今、室堂バスターミナルに到着したばかりである。慌ただしく朝食を済ませ、雨具で身づくろいをし、階上から外にでた。石畳の道をゆるやかに下り、やがて幾つものカラフルなテントを見過ごした先の沢を渡って山道に入る。同行しているメンバーは14人であるが、 間もなく本隊から離れて我々5人が先に進むことになった。日程の都合で一日早めに下山する仲間である。
 山の反対側に道を移すと急斜面の上りになる。やがて足元は階段状に整備されて歩きやすくなり、小屋の間近さを窺わせる。別山乗越に建つ剱御前小屋でしばらく休憩をし、白く靄っている道を下った。ガスの中に黒く浮き出た建物が現れると剱沢小屋で、剱沢小屋の乾燥室で暖を取りながら昼食にした。 登山者に対応している受付の人の口ぶりでは真砂沢ロッジまで倍の時間がかかるという。
 略図をもらって剱沢小屋を出発したのが12時05分である。受付の人の話では剱沢雪渓は歩ける状態ではなく、代わりの高巻きの道も難渋しそうである。 剣山荘に向かう道を左に見送り、真砂沢の文字を見落とさないで歩いたつもりであるが、目の前に大きな小屋が現れて一瞬どこの小屋かと戸惑った。
  小屋の屋根の上に見える広い道は剱岳に向かう道であり、地図を広げて見ると 剣山荘の前に来ても真砂沢に通ずる道がある。沢を渡って本来辿るべき道に乗り上げ、剱沢を見下ろしながら山腹の道を歩いた。
 しばらく歩いた先で沢まで下り、グリーンロープに沿って 200mほどの雪渓の上を歩いて対岸に渡る。さらに先へ進んで一枚岩の滑りやすい斜面を目の前に見る。 小屋の人の話よりもっと深刻な場所である。ロープが張ってあるにしろ、滑って手を放したものなら雪の下に潜り込んでしまい、その後の結果は想像するのも恐ろしいほど、雪渓の下に暗い穴をうがっている。
 しばらく足場の悪い岩場を歩き、沢を横断して間もなく石垣に囲まれた真砂沢ロッジに着いた。60名そこそこ収容できる小屋であるが、今日の混雑さは覚悟していた通りで 2枚の布団に仲間5人である。食事室も寝具でふさがっているので夕食朝食とも弁当形式である。そんな窮屈さにも関わらず、目を覚ますこともなく眠ったのは夜行バスでの睡眠不足が手伝っていたようである。




10月9日(日)
 真砂沢ロッジを朝6時に出発して沢沿いの道を歩く。所々で鎖も張ってあり気の抜けない所もある。今日ばかりは晴天が広がって欲しいと願うばかりであるが、そのような様子はこれっぽっちも見られない。雨に降られないだけましと思い定めて今日の行程をこなすことに専念する。広い河原に出て吊橋のある所が二股である。休憩した後、仙人峠までの上りが今日唯一の急登である。眼下に沢の白い筋が見え、両脇から挟むようにして山がそそり立っているが、ガスがその中腹まで隠しているので絶景と言うわけにもいかない。山肌の紅葉した木々が一段と彩りをかもしだすように、岩肌もその役目を担っているが、やはり青い空が欠けている恨みが残る。尾根道の両側に広がる木立の紅葉は今がピークと言える。仙人峠にザックが放置してあるが、池ノ平小屋に向かった登山者の物であろう。池ノ平小屋の周辺は紅葉の美しい所であることは後から知った。
 仙人峠から15分も歩くと仙人池ヒュッテである。ここで昼食にした途端、 雨が降り出してきた。
 ここから沢に向かって下っていくが、谷を隔てた右側から大量の湯煙が見えたら仙人温泉小屋は近い。小屋の前では上機嫌で温泉に浸っている登山者がいた。女性専用の温泉も小屋の裏手にある。標高を保ったまま続いている道も、時間を経るに従い高度を下げているのが分かる。周りの木々の葉の様子も青々としてきた。木立の中に青い屋根が見えた所が阿曽原温泉小屋である。
 小屋の前は登山者でごった返していた、受付を終えて15分も経つと、ちょうど男性の入浴の時間である。一時間ごとに男性と女性が交代で入浴できる。ちなみに20時を過ぎると混浴である。さっそくザックを小屋の前に置いて手ぬぐい一本持って風呂に向かった。
 今日も布団一枚に付き二人である。仲間と一緒であれば苦にもならない広さであり、これで充分と思わせるのが不思議だ。

10月11日(祝・月)
 早目の出発を心がけ、まだ夜の明けきらない内にライトを照らして歩いた。観光客でトロッコ電車の満員を懸念したのである。 幕営地の奥に欅平の標識を見てジクザクに樹林の中を登った。送電線の巡視路を左に見た頃には闇夜も白々と明るみ出した。
上りも下りもないまるっきりの水平の道を延々と歩く。これが今日の白眉と言えるし、敢えて言えば今回の山行のと、言い直した方が妥当である。下を覗けば絶壁で、決して気持ちのよい所ではないが、足元は広くて安心感もあり不安になることはない。
 紅葉の時節には2週間ぐらい早いし、曇天で稜線はガスに覆われていて、せっかくの舞台も台無しである。よくぞこのような所に道を作ったものだとその苦労の跡を偲びながら感慨深く歩いた。滝が上から流れ落ちているところで朝食を摂ったら、すぐ様歩き出すほど慌ただしい行程になっている。間もなく懐中電灯を照らして長いトンネルを潜った。150mの長さのトンネルだが、真っ暗なだけに倍以上の距離を歩いている錯覚を覚える。水平の道にもどことなく上り下りを感じ、間もなく欅平の上部という文字が見え鉄塔もその位置に
ある。ここで少し多めの時間を取って休憩にし、欅平駅までいっきに下った。

☆コースタイム
* 8日(土):室堂(8:40) 雷鳥沢(9:30) 剱御前小屋(10:55〜11:10) 剱沢小屋(11:35〜12:05)真砂沢ロッジ(15:30)
                                                              −実動時間 6時間05分
*9日(日):真砂沢ロッジ(6:00) 二股(7:20〜7:30) 仙人峠(9:15) 仙人池ヒュッテ(9:30〜10:10)  仙人温泉小屋
        (11:45〜12:10) 阿曽原温泉小屋(14:15)                           −実動時間 7時間00分 
*10日(祝・月):阿曽原温泉小屋(5:05) 大きな滝(6:45〜6:55) 欅平上部(9:10〜9:25) 欅平駅(10:00) 
                                                              −実動時間4時間30分

























 裏 剣  地図       






























阿曽原〜欅平 地図   




























































*3 福島 安達太良山 平成17年10月15日(土) リーダー 魚津

 計 画 書   




























 実施報告   

天候悪く 安達太良山は 中止になりました






















































 安達太良山 地図    
















































*4 越後 六木山、日本平  平成16年10月29日(日) リーダー 八木

 計 画 書   




























 実施報告   


  雨天予報のため 日本平は 中止に成りました





















































 六木山 日本平 地図   

















































*5 北ア 奥穂高〜ジャンダルム〜西穂高  平成17年 9月26〜29日(木) リーダー 魚津

 計 画 書   

9月個人山行 特別寄稿
         計画書はありません





































 実施報告   


  <奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳〜焼岳>

9月26日(月)〜29日(木)
メンバー L魚津   東濱 吉田(博)  計3名        28日は近藤ガイド先導

第1日 9月26日(月)晴れ                                            −魚津 記−
 
天気予報は当分の間晴れ楽しく有意義な縦走登山になりそうである。松本駅 新島々行きの電車のホームで3人が集合、島々駅からはバスに乗った。小学校6年生の女の子が百名山踏破の新聞報道に、「黒部五郎登山時(24日)に紅葉が綺麗だった」とあったので、穂高岳の紅葉に期待してきたが、上高地に近づいても緑一色の山々である。黒部五郎とはそれほど離れていないのに不思議である。
 上高地に到着、昼食とあいた。大勢の観光客が散策している間を横尾に向かって歩き始めた。左側には28日に歩く山の稜線がギザギザに見える。明神館、徳沢園等で休憩をしながら進んだ。アザミの花が多い。一株のトリカブトに花が咲いていた。
 午後3時20分、横尾山荘に到着。すいていて6畳個室に我々3人である。畳も新しく気分が良い。早速ビールで乾杯した。石鹸は使用できないが大きな風呂に入り汗を流した。

第2日 9月27日(火)晴れ
 
横尾山荘の前から長い橋を渡り横尾谷に入り、原生林に造られた道を進む。トリカブト、アキノキリンソウ、アザミが咲いている。正面に北穂高が立ちはだかって間もなく、本谷橋を渡った。つづら折りの登りになり、屏風岩に圧倒される。大きなナナカマドの木が多くなる。どのナナカマドの木にも、沢山の赤い実が大きな房状にぶら下がっている。他では見たこともないほど見事なナナカマドである。ツメクサも咲いている。
 分岐点を左に登って唐沢ヒュッテに到着した。大勢の登山客で賑わっている。唐沢のカールそこからパノラマコースを行く事にした。唐沢のカール底から穂高山荘の方を見上げながらのぼる。右に折れて唐沢小屋からの路に合流する手前の登山道に猿が休んでいる。12匹と3匹の2グループがのんびりしている。じゃれ合っている2匹の子猿、赤ん坊を背中に乗せた母猿、毛繕いをしている2匹等々平穏そのものである。ハイマツの実を食べに上がって来たのであろう。猿が異動してから再び急坂を歩き始めた。所々にチシマッキョウが咲いている。急なザイテングラードをジグザクに喘ぎな
ら登った。

して暫く穂高山荘に到着した。
 上高地の下から見た山は緑一色であったが、登につれて黄色の葉が多くなった。一週間後は見事な紅葉が見られそうである。
 定員40名のカイコ棚の相部屋泊まりである。空いているので布団1枚に一人で眠れる。受付の前で近藤ガイドと打ち合わせる。ハーネス、カラビナの付け方、ヘルメットの被り具合のチェックをして貰い、S字結びの仕方を教わった。ガイドは私の事前の習得不足に不満のようであったが、一応、翌朝4時起床、朝食の弁当を食べた後、5時に出発する事になった。歩く順はガイド
、東濱、吉田、魚津の順にした。出来るだけ荷物は少なく、スパッツ等不要なものは着用した方が軽く感じるので、そうするようにとの話があった。水も必要最小限を持つ事とした。
 バテ対策は、十分な睡眠、荷物の減量、シャリバテ防止のために行動食を随時食べる事等を聞いてから、夕食をとり、早めに布団に入った。夜中に外に出たが、星空は雲の中であった。

第3日 9月28日(水)晴れ
 朝食をし、ハーネス、カラビナ、ヘルメットを装着し、ヘッドランプを点灯し、4時55分に山荘を出発した。セーター、ジャンパー、スパッツを着用し、飲み水も 700cc 位に減らしたために、リュックは前日より著しく軽くなった。鉄ハシゴを2本登り、急坂をジグザクに登る。ジャンダルムの岩峰が眼前に迫ってくる。写真を撮った。奥穂高頂上に到着した。東の方向には雲が出ていてご来光は見えないが、雲が赤く輝いて見える。ガイドが体調はどうか? 行くか? と聞く。
 奥穂高を後にしてナイフエッジの馬の背にかかる。両面がスパッと切れ落ちたやせ尾根である。下を見ないようにして渡る。瓦礫が重なる小ピークを越え、ロバの耳のコルへ下り、ロバの耳を越えて、ジャンダルムの基部へと下った。


西穂側のコルからジャンダルムに登った。ガイドからコーヒーをご馳走になった。









ここでも何回目かの「行けるか?」の質問があった。

 
コブの耳、天狗の頭に来て、行程の半分である。ここからは引き返す事は考えずに進のみである。浮き石、落石に注意しながら、小ピークを上下し間ノ岳に到着した。間ノ岳を下り、アップダウンを繰り返し西穂高岳に到着した。西穂高岳からもピラミッドピーク、独標、その他岩峰を上り下りし、ハイマツの両川を下り、無事西穂高山荘に到着した。





 天気も良く風もなかったためか、不安を感じる事もなく、東濱さんを除く二人はハーネスとカラビナを使用する事はなかった。ヘルメットが必要な落石もなくラッキーであった。尚 追い越していった人、すれ違った人でハーネス、ヘルメット着用の人は皆無であったので、我々のスタイルは目立ったようである。
 
近藤ガイド、東濱、吉田の3名は最終のロープウエイで帰ったので、西穂山荘に泊まったのは私だけである。夕食後に西穂山荘オリジナルのBDV映写会が開催された。独標、西穂高岳から間ノ岳、ジャンダルム、奥穂高までの状況が映し出され、踏破した達成感を改めて感じた。

 ☆昨年は途中から雨が降り、体調不十分の参加者もいて、難行したようである。
今年は快晴で、高度恐怖症の私ですら全然不安感を持つ事もなかった。予定時間より45分多くかかったが、無事縦走終える事が出来た。天候に恵まれた山行であった。

第4日 9月29日(木)晴れ
 深夜12時 山荘の外に出てみた。満天の星空である。前日までは日中は晴れているが、夜になると雲がかかった。しかし最後の夜になって美しい星座を見せてもらえた。
 ゆっくり朝食をとり出発した。焼岳小屋までの道は誰にも会わず静かであるが、至る所にぬかるみがあり道も悪い。焼岳小屋から登った展望台はママハハコの群生地であり、水蒸気が噴出されている。旧中尾峠に下ってから登り始めた。登山4日目であり、登りはきつい。中ノ湯への道から右に曲がって登った。硫化水素ガスの凄い臭気である。焼岳北峰から360度の展望を楽しむ。笠岳の大きな山容がすぐ前に見える。前日歩いた穂高連峰の上部には雲がかかっていて尖った山並みが見えないのが残念であった。
 中ノ湯バス停に下る。ざれた斜面をじぐざくにくだり、途中から石のゴロゴロした悪い道に変わる。12時35分、中ノ湯バス停に到着、売店でビールを購入、着替えをしてから13時発のバスに乗った。

☆コースタイム
 
第1日 上高地(11:50〜12:20 昼食) 明神館(13:10 - 13:20) 徳沢園(14:10 - 14:20) 横尾山荘 815:20
 第2日 横尾山荘(4:55) 本谷橋(7:00 - 7:10) 唐沢ヒュッテ(9:05 - 9:30) 潤澤小屋への分岐点(10:30 - 10:40)
      昼食(11:55 - 12:20) 穂高岳山荘(14:20)
 第3日 穂高岳山荘(4:55) 奥穂高山頂(5:45 - 6:05) ジャンダルム(7:30 - 7:45) 天狗岳(10:10 - 10:25)
      間ノ岳(11:20 - 11:30) 西穂高山頂(13:00 - 13:30) 独標(14:40 - 14:55) 西穂山荘(15:40)
 第4日 西穂山荘6:25) 焼岳小屋(9:00 - 9:05) 焼岳北峰(10:35 - 10:50) 中ノ湯バス停(12:35 - 13:00)

☆ガイド料金
        
ガイド料1日       \30,000 +交通費 \4,000
          入下山2日拘束料   \10,000
          奥穂高岳山荘宿泊料 \8,400 +昼食弁当代 \800
                      計 \53,200      参加者1人負担 \17,700

☆宿泊費
          横尾山荘    \9,000 1泊2食風呂有りタオル付
          奥穂高岳山荘 \8,400 1泊2食
          西穂山荘    \8,800 1泊2食































 奥穂高近辺 地図   



































*s BGM歌詞

北帰港
1.窓は 夜露に濡れて
  都 すでに遠のく
  北へ帰る 旅人ひとり
  涙 流れてやまず

2.夢は むなしく消えて
  今日も 闇をさすろう
  遠き想い はかなきのぞみ
  恩愛 我を去りぬ





3.今は 黙して行かん
  なにお 又語るべき
  さらば祖国 愛しき人よ
  明日は いづこの町か
  明日は いづこの町か