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平成16年度

5月山行計画&実施報告書


第1例会 尾瀬 燧ヶ岳 至仏山

第2例会 奥秩父 
両神山

第3例会 那須 
高原山

第4例会 会津 大嵐山 荒海山             

                   エーデルワイス

  




























*1 尾瀬 燧ヶ岳 至仏山 平成16年 4月30日〜5月3日 リーダー 高柳

計 画 書   

















































実施報告   

    尾瀬沼〜尾瀬ヶ原
平成16年5月2日(日)〜4日(火)
メンバー L高柳   高橋(和)本多(正)佐藤 中出 梅澤 原田 計7名
5月2日(日)晴れ                                                 − 中出 記 −
 三平峠を下り尾瀬沼の湖畔に着くと、そこは下界の五月の新緑の景色からかけ離れた、冬、白銀の別世界だった。尾瀬沼の湖面は青みを帯びたシャーベット色。周辺はあくまで静寂。沼を抱え込むように低い尾根が取り囲む。足元の雪が柔らかく、踏み込む毎に沈んで心地良い。心の中を清浄透明な冷水で洗われる様な気分がした。   爽快。
 沼の辺を歩いていたら別のパーティの人で沼に落ちて半身滞れている人がいた。笑ってしまう。若しその人に会わなかったら自分たちのパーティの誰かが落ちていたはずだから。用心深く危ない場所を迂回する。小屋に着いたら、先着していた高橋さんが沼に落ちて下半身ずぶ濡れになったとの事、寒かっただろうけれどたいした事もなくてよかった。

5月3日(月)晴れ
 二日目、朝、長兼小屋出発。針葉樹の林の中、軽い登りを歩く。雪の道、、午前はともかくとして午後も足が持つか不安がよぎる。見上げると木々の合間から白い雲と碧く澄んだ空が見える。目を落とすと当たり一面の白い雪。そのコントラストに心すく思いがする。自分の足は、日頃のトレーニング成果の試しどころとばかり嬉々として歩を運ぶ。一歩一歩の単調な歩きでは有るけれど、此れほど楽しいと思って歩いた事も珍しい。途中、コースを誤って引き返すが苦にならなかった。


 燧ケ岳を右に見て進む。登りたかった。前日、高橋さん、梅澤さんが登ったとの事、羨ましいと思う。 午後、木道が露出しているところを歩く。板が水に浮いている所があり足を乗せると板が沈む。危なっかしい。
会長が木道から落ちる。この日は誰もが一度は雪や水に足を取られたようだ。山の鼻の小屋には2時半過ぎには到着する。疲れたと言っている人がいたが自分は全く疲れを感じなかった。スタートの時の不安は杷憂に終わる。 

5月4日(火) 雨
 三日目、早朝雨が降る。結局、至仏山登頂は中止となる。一残念。鳩待峠へと帰路につく。しかし、楽しい山行であった。会長があんなに駄洒落を青う人とは知らなかった。結構笑わしてもらう。また新加入の原田さん、
何もいないと思っている雪原に小鳥の姿を見つけ何の鳥か同定する。私にはその姿が見えなかった。好きな人には見える、見付けるのだと思って感心する。
 私事だけれど、私は昨年妻をガンで亡くしている。尾瀬には以前、妻と二人で来た時の思い出があった。最初、参加することにためらいがあった。つらい場面があるかもと。所々で、記憶の糸をほぐしながら確かめて歩いていた。今回の尾瀬の山行は、妻と来た初夏の尾瀬の景色と共にいつまでも自分の心の中に残っていくことだろうと思った。

☆コースタイム
 2日 大清水発(11:2O〜11:5O)一ノ瀬(12:55)三平峠(14:2O〜14:25) 長蔵小農(15:O5)養
 3日 長蔵小農(7:O6)コースを間違い標高1700メートル付近で戻る (8:15〜8:20)大江(9:00)沼尻(10:00〜10:10)白砂峠(10:35)
    下田代十字路=見晴(11:55〜12:2O)竜宮小屋(12:55〜13:O5)山の鼻小屋 (14:45)
 4日 山の井小屋(7:35)鳩待峠(8:55着ジャンボタクシー9:25発)沼田(11:00)
☆費 用
   ジャンボタクシー  鳩待峠→沼田駅<1人3,5OO円

追 記
  先発隊   三池から燧ヶ岳 本体に合流した。                           − 八木 記 −
 御池ロッジに宿泊し、朝、身支度を終えて出発したのが7時20分であった。御池ロッジに隣接する、除雪した雪に囲まれた駐車場の奥から人の群れに導かれて歩き出した。
 ほとんどの人はスキーやスノーボードを背に担いだ人達である。道標は雪に埋もれて気が付かなかったのか、あるいはそもそも歩き始めた場所は本来の登山道でないのかもしれない。
歩き終えてから感じたことだが、ただ山頂に向かってひたすら一直線に歩いた、そんな思いである。しばらく樹林の中を歩いて広い平坦な場所に出ると、そこが広沢田代である。
 初夏には風にゆらぐワタスゲが湿原の中に見られると本に書いてあった。今は見渡す限りの雪原が広がっているばかりである。雪原の真ん中を歩き、すぐ樹林の中の道に入る。樹林の中の道はとりわけ急で一歩一歩雪の感触を確かめながら歩いた。
 急登を登り終えると熊沢田代の広い台地が目の前に広がっており、見上げると燧ガ岳の山頂もここから望める。熊沢田代には木道が一部あらわになっており、やはり湿原の中の道であるようだ。
ここまで来ると標高を稼いだのか、黒々とした山の連なりの奥に白い峰々が望まれた。真後ろに会津駒ガ岳、西の方には平ヶ岳、越後駒ケ岳なども見える。ここから先は、遠くに山頂を覗かせている燧ガ岳を見据えて、雪の中の急登を急がず焦らずゆっく
りと着実に足を運ぶだけである。
目の前に広がる空の青さと、雪の白さと、雪の中から青空に伸ばしているハイマツの葉の緑が、いくらか疲労をやわらげてくれた。俎ーに近づくと人の賑わいが聞き取れ、山頂の大きな岩には雪もなく、腰を降ろすことの出来る恰好の休憩場所になっていた。
 双耳峰のもう一方の峰が燧ガ岳の山頂であり、一旦鞍部を経てひと登りである。山頂の近くになると、ナイフブリッジの細い道が雪の中に続いており、緊張を強いられる所だ。両側は急角度で雪の斜面が下まで広がっており、足を滑らしたりするとひとたまりもない。
 先ほどすれ違った人は、ピッケルを持っていないと駄目と忠告してくれたが、ここに至ってそのことの意味を悟り後悔の念が走った。後ろから歩いているTさんもやはりその思いで引き返そうと口走ったが、既に山頂へとはやる気持ちを抑えることが出来ずに、先へ先へと急いでいるUさんの耳には届かなかったようだ。
 わずかの間の事であるが、山頂に達したときには胸をなで下ろした。山頂からはシーズンの賑わいをよそに静かに眠っている尾瀬ヶ原の全貌が眼下に広がり、その果てに雲海の中から至仏山が山頂を覗かせていた。
心ゆくまで展望を楽しみ昼食を摂るため俎ーへと向かった。慎重に一歩一歩踵に力をこめながら下ってきた積りであったが、鞍部の近くで滑ってしまい幸いに難には至らなかった。
 俎ーで昼食を摂ったあと尾瀬沼で本隊と合流するTさん、Uさんとここで別れ、Kさんと一緒に御池へと下った。
 下りながら思ったことは、やはり山慣れた人が先頭に立って歩くべきだということである。天気も良く踏み跡もしっかりしているあのような状況では万が一でも事故などあり得ないことではあるが、ピッケルを持たないと危ないと言う忠告を上の空で聞き、その場に至って動揺をきたす前に、引き返す勇気が必要であったということである。
 この事を充分に承知しながらもその場になるとなかなか実行できない事ではあるが。不埒にもそんな真面目なことを考えていたら不覚にも足を滑らしてしまい10mほど下って危うく木の幹に衝突しそうになった。
 後ろでキャッと言う声と共にKさんがこちらに向かって滑ってくるので手を掴もうとしたが抑えきれずに一緒に滑ってしまった。そんなことを2,3回繰り返しながら、ようやくの思いで登山口のある駐車場に着いた。
 
 
先発隊2 G.Yパーティと別れ本体合流                           − 高橋和 記 −
G.Yさん達と昼過ぎに分かれ、Uさんと会山行の本隊と合流するため溶岩のゴロゴロした俎ーを下り始めました。
山頂直下に残雪があったためアイゼンを装着したものの、すぐに雪は消え、急坂の岩場を下ると残雪を貯めた鞍部に出ました。ここでナデッ窪コースと長英新道コースに踏み跡が二つに分かれていました。
我々は、踏み跡の多い長英新道コースをとると、再び雪が無い痩せ尾根の道を進みます。このような痩せ尾根は榛名山や赤城山でも経験したことがあり、溶岩脈のことが多いなと、真後ろを振り返ると赤ナグレ岳がありました。ハハ〜ン、赤ナグレの側列火口かなと考えているうちに展望台に到着。痩せ尾根はここでお終い。尾瀬沼が眼下に広がっていました。
展望台からは残雪の中を下ります。進路は東、太陽が右手真横の方向にあります。樹々はシラビソやダケカンバで、はじめのうちはダケカンバが優勢でしたが、次第に樹々の本数が増すうちに、ほとんどシラビソに変わっていました。やはり陽樹のダケカンバには森は不似合いなのでしょう。
方向も定かではなく、ただ踏み跡と樹幹の赤ペンキだけが目印です。と、言っても先頭のUさんが判断しているだけで、後ろからくっついていくだけ。傾斜が緩やかになるに連れ進行方向は南よりになり、樹木の本数も増しブナの樹も見られるようになりました。Uさんが「赤ペンキが消えたワ」と言われたにもかかわらず、まあ、方向は間違ってはないと軽く考えていると、はるか先を歩いていた単独行の人が引き返してくるではありませんか。このさき登り返しがある。道を間違えた引き返すとのこと。
Uさんと地図をみて、登り返しがあるとすると1801mのピークの方向、東に向かっている。我々は引き返さず、太陽を左手方向に見るように西に進もうと意見が一致し、そのようにしました。すると、程なく、Uさんが赤ペンキを見つけ、これで一安心、ところが、再び赤ペンキのついた樹幹を見失う。しかし、右手方向には、樹木のない雪原がある。これは田代=湿原に違いないと判断し、雪原に向かう。進むうちに湿原に水溜まりがあり、その縁でカモが2匹、陽を浴びていた。デジカメてパシャリ。Uさんはどんどん進んでいき、相当離れてしまった。急がねば、これが事件のきっかけになろうとは。先の方で、Uさんが水溜まりを避け迂回しているのが眼に入った。小川の感じで幅は1m位だ、ザックを背負っているが跳び越えることは可能と判断し助走をつけ、ホップ、ステップ、とはいかずザブン、腰まで水に浸かってしまう始末。Uさんに「もうすぐ小屋よ」と励まされぬれたズボン、ぬるぬるする靴で歩き何とか合流の長蔵小屋に着きました。



















































尾瀬 地図   







































*2 奥秩父 両神山 平成16年 5月 9日 リーダー 大田

計 画 書   
















































実施報告   


    奥秩父 両 神 山
平成16年5月9日(日)小雨〜一時曇り〜小雨
メンバー L大田     高橋(和)国府田 八木 片倉 清水(ふ) 計6名
                             − 大田 記 −
 当日の、ローカルの天気予報では夕方まで曇りとなっていたが、三峰口からタクシーで落合橋に向う道中で雨が降り出し、山の天気の難しさを感じた。
 登山口のある落合橋のところには数台分の駐車スペースがあり、既に数台の車が止まっていた。
 雨になったので当初の予定を変更して鎖場の少ない、両神山への直登コースを選択しようとしたが、ガスで入口が分からず、結局は当初の予定通り、八丁峠からのコースを歩くことにした。道は八丁沢に
沿うように続いていたが、いつの間にか沢から離れ、段々と傾斜が厳しくなって来たが、雨もそれほどではなく、久し振りに歩く新緑の中の道は心地よかった。小1時間ほど歩くと、八丁峠に着いた。峠にはベンチを置いた展望台があり、天気がよければ西上州の山が見えたかも知れない。
 峠からは道を一旦南側に戻るように下って登り返したところに昔の鉱山の鉄柱の跡があった。さらに急な尾根を登ると、初めての鎖槙が現れた。鎖が濡れているので、十分注意しながら登って行った。ここから西岳までの間は鎖場と露出岩の連続で気が抜けない。やがて西岳の頂上に到着した。丁度、小雨も止んだのでここで昼食休憩とした。山頂は細長く、道はここから右に曲がっている。歩き始めるとまた雨が降り始め、何とも変な天気である。それでも時折、咲いているヤシオツツジのピンクの花は心を和ませてくれた。西岳からまた道は下るが、そこはキレット状になっていた。ここから又、露出岩と鎖場が連
続する道となるが、天気が良ければ眺望も開けており、景色が楽しめるところである。やがて細くなったナイフエッジ状の尾根を辿ると細長いピークの東岳に到着した。東岳からは鎖場も少なくなり、樹林帯の緩い登りになり、最後に2本の鎖場を過ぎるとすぐに両神山の頂上に到着した。あいにくの雨で眺望はゼロであった。下山する日向大谷まではまだ大分時間が掛かるので早々に下山コースに入った。このコースにも少しではあるが鎖場があり、滑らないように慎重に下った。途中、両神神社本社前を抜け、清滝小屋で小休止したが、雨の山道は午後になると思ったよりも暗かった。清滝小点からは日向大谷までは道中に3O以上の石碑があり、この山が古くからの借仰の山であることを思い出させてくれる。山道の傾
斜が緩くなり、視界がバッと開けたところが日向大谷で両神山荘の前であった。山荘からはタクシーを呼んで三峰口まで戻った。








☆コースタイム
 秩父鉄道三峰口駅(タクシーで約5O分)落合橋(9:5O)八丁峠(1O:5O〜11:OO) 行蔵峠(11:3O)西岳(11:45〜12:1O)東岳
  (13:2O〜3O)両神山頂上(14:O8〜13) 清滝小屋(15:3O−45)日向大谷(17:2O)

☆費用 鉄道   西武池袋 → 秩父鉄道三峰口1,93O円(西武特急利用)
            秩父鉄道三峰ロ → 西武池袋 1,930円
     タクシー 三峰口 → 落合橋      8,980円(1台)
           日向大谷 → 三峰口      5,860円(1台)


















































両神山 地図    















































*3 那須 高原山 平成16年 5月16日 リーダー 栗原

計 画 書   










































実施報告   

             釈迦ヶ岳   5月23日栃木県北部は70%の降水確率で山行は中止しました
                              下見の記録です

平成16年5月8日晴れ   メンバー 及び記録                                      −栗原−
 
 朝8時車で自宅を出る。東北道経由で大間々10時半着
剣が峰と言われてる社に11時20分、ここまでは結構登山者がある。本当の剣が峰はそれから10分程のピーク。鞍部に降りてT字路を左に更に降りて最低鞍部へ。登山者には全く会わない。
最初のピーク付近にヤシオツツジのピンクの色が目立つ。だらだらの上り下りを繰り返す。
12時30分熊笹の刈り込みで弁当を摂る。30分休憩
 最後の岩混じりの急登が20分程続く、高校生数人が追い越していく。休みながら時間を掛けて登ると鶏鳥山からの道が右から合流、ここからはなだらかで5分もすると、ゆったりした釈迦ヶ岳頂上に
立った。1時35分。高校生と2人の登山者がくつろいでいる。
  南は宇都宮方面から遠く関東平野が霞の中。
北に鶏鳥山がのっそりと立っている。弁当の残りを食べのんびり。
 真新しい釈迦仏が鎮座している







 2時下山開始、最低鞍部からの登り返しが億劫になる。
3時、剣が峰八海神社でゆっくり休憩、4時過ぎ車のおいてある大間々に到着した。

剣が峰付近のシロヤシオはまだ咲いてない。大間々は6月初旬がレンゲツツジの見頃。

コースタイム
 大間々10:30 - 八海山神社11:20 - 剣が峰 11:30- T字路11:40- 昼食12:30-13:00 -鶏鳥山分岐13:25- 釈迦ヶ岳13:35-14:00 -最低鞍部14:40- 八海山神社15:20-15:30 大間々16:20













































高原山 地図     
















































*4 会津 大嵐山 荒海山 平成16年 5月29〜30日 リーダー 八木

計 画 書   














































実施報告   


   会津 大 嵐 山
平成16年5月29日(土) 薄曇
メンバー  L八木  矢澤 広瀬 国府田 東濱 吉田(博) 梅澤 白井   計8名        一八木 記一
 会津高原駅から、ほぼ定員のジャンボタクシーに乗り、登山口に向けて出発した。林道終点まで乗りつけると、約2O分の歩行を省略することが出来る。計画書を作成した段階では、その間の事情を知りえなかったので、ともかく歩き始めの時間が遅いこともあり、勿怪の幸いであった。車輪跡の残る植林の中の広い道から、すぐ沢に沿った道に変わりしばらく歩く。やがて沢を覗きこむような高みの道になり、苔むした岩に縫って流れるせせらぎだけを見ると庭園の趣である。また沢の線を辿るようになり、足元にはニリンソウなどが咲いている気持ちの良い道である。春の日差しがやわらかく周囲の雑木を包み、気持ちもはじけそうな幸せな時間である。
 その後涸れた沢の石を踏みながらの歩きにくい道が続くが、左手に山の斜面に沿っ車道を見いだし、ここから本格的な登りの始まりである。ここまでで既に登りの半分をこなしており、心なしか
気持ちも軽やかである。しかしブナの中の道は湿気がただよっていささか暑苦しく、そのうちに空から顔に滴り落ちるものを感じ、いやな予感が走らたが、ほどなくそれもすぐおさまった。涼しい空気の流れを感じると、目の前が明るくなり、まもなく大嵐山へと続く稜線に辿り着いた。大嵐山までの道のりはまだ長いので食事と思ったが、それに見合う適当なスペースも見当たらず、やみくもに先へと急いだら大きな岩があり、そこで昼食を摂った。その手前に、若干色報せていたが、イワウチワの群生も見かけられ、期待していなかっただけに、喜びもひとしおであり、またシヤクナゲも、そこかしごに色鮮やかな花を付けこ稜線にいろどりを加えていた。昼食を摂った場所から、山頂までは意外に呆気なく養いた。広い山頂には多数の人数を引き連れた一組のパーティがいたが、そこに我々が加わり一層賑わいを増した。そもそもの天気の予想から、今日は大嵐山を登ることだけで良しとした気持ちが当初から横溢していたが、山頂に登り詰めて思いがけない展望が眼前に開けていた。天と地の定かでない白濁した空でありながら、遠くの山々の稜線もおばろげながら見渡すことができ、茫洋とした会津駒ヶ岳が目の前で白く輝いており、颯爽とした姿の燵ガ岳も遠くに認めることができた。また日光や那須の黒い稜線も霞の中に揺らめいてただよっていた。下りは同じ道を引き返すだけであり、木の根が出ている足元に気をつけながら慎重に下ってきた。「知る人ぞ知るすばらしい山」と本に書いてあった文句に思いを馳せながら登ってきただけに、その思いが満たされたことは、とやかく言うまでもない。

☆コースタイム
 登山口(11:1O)大岩(11:5O)湯ノ倉山分岐(12:40)尾根出合(13:00)
 尾根上で昼食(13:3O〜13:55)大嵐山(14:1O−14:3)登山口(16:1O)

☆費用
 ジャンボタクシー代  会津高原駅〜大嵐山登山口 ¥1O,24O(1台)
 ジャンボタクシー代  大嵐山登山口〜会津高原駅 ¥1O,24O(1台)      大嵐山 地図
                    


    参考山行荒 海 山
平成16年5月30日(日) 晴れ
メンバー 広瀬  八木 吉田(博) 梅澤        計4名           − 広瀬 記 −
  雨の予報を心配しつつ、4名で会津高原駅近くの旅館に泊まる。翌朝6時、宿の車で2O分の登山口まで送ってもらう。最高の天気で山行が始まる。
 岩混じりの沢を3回程渡ってから、木の根が張り出している山道となる。一歩一歩足場を決めながら登るので、息があがることはなかった。昨日登った大嵐山と花の種類は変わりないが、昨日は葉だけのマイズルソウも咲き始めているなど、総じてこちらの山のほうが季節が進んでいるようだ。大岩で一休みしている足元に、白花のイワウチワを見かける。アスナロとブナの中を歩み、1O時に山頂へ着く。雪をつけた会津駒ヶ岳が近い。栃木県側では太郎山と呼んでいるようで、標識も併記してあった。名前にふさわしい雄雄しい感じの山だ。下りてからお蕎麦を食べようということで、早い時間だが昼食にする。
 1O時3O分同じ道を下山にかかる。2時に宿の車に迎えに来てもらって、温泉で汗を流す。一寸ゆっくりしすぎて、お蕎麦タイムが5分ほどになってあわてて飲み込む。3時半過ぎの電車は空いていてほっとする。









 


















































荒海山地図   



























*s BGM歌詞

エーデルワイスの歌
 春

  雪は消えねど 春はきざしぬ
  風はなごみて 日はあたたかし
  氷河のほとりを 滑りて行けば
  岩影にさく アルペンブルーメ
  紫匂う 都をあとに
  山に憧れ 若人の群れ

 夏

  エーデルワイスの花ほほえみて
  するどき岩角 金色に照り
  山に目覚めぬ 夏の朝風
  乱雲おさまり 夕空はれぬ
  命のザイルに 我が身をたくし
  思わず仰ぐ アルペングリューエン

 秋
  星影さやかに 空済みわたり
  葉ずえの露に 秋立ちそめぬ
  金と銀とに よそおいこらし
  女神の如き 白樺の森
  くれない燃ゆる 山より山へ
  行方も知らず さすらいゆかん

 冬
  吹雪の叫び たそがれ迫り
  求むる小屋の ありかも知れず
  ああこの雪山 ちょうじょうとして
  シーロイファー 行く手を閉ざす
  ああこの雪原 寂莫として
  寒月するどく シュプール照らす

 結び 
  ああ れいろうの雪の高嶺に
  心静かに頂に立ち
  尊き山の教えを受けん
  身も魂も けがれは消えて
  とわに輝く 白光のうちに
  清き幸をば 求めうるらん